研究活動の目的

経営問題への情報技術の活用、AI(機械学習)などのコンピュータサイエンスを用いて、マーケティング分析、ビジネス業務の効率化を図ることを目的とした研究を行います。
目的達成のために「情報」や「情報技術」を適切に選択し、それを効果的に活用することは、仕事においても、大変重要な力です。
それには、情報や情報技術の知識だけでなく、「経営」の知識によりビジネス課題を見つけ出し、仮説を立て、プロトタイプを作り、試して失敗を繰り返しながら、答えに近づいていく、という「問題を発見して試行錯誤する力」が必要になってきます。
ゼミでの活動を通して、社会人として活躍できるスキルをを身につけてもらいたいと思っています。

3年前期の内容

AI(機械学習)プロジェクトの体験を通して、試行錯誤しながら結果を評価・改善する力の向上を目指します。
機械学習の概要、各フェーズでの作業内容、手順について、都度、解説を行いますので、AIの知識、経験などは不問です。
機械学習にはPythonというプログラミング言語を用います。開発環境、各ツールの使用方法、プログラムのサンプルは提供します。Pythonのプログラムで何をしているのかを説明しますので、手順や仕組みを理解してください。
AIを使った企画(アプリやサービスなど)を考え、それに基づいて、データの収集、加工、学習済みモデルの作成、学習済みモデルによる判定、結果の検証、評価を行い、最終的に、試行錯誤した結果や得られた知見を発表してもらいます。

3年後期の内容

PEST、SWOT、STPなど、マーケティング戦略の手法に則った企業、業界分析、商品・サービスの分析を通して、結果を読み取り、問題の要因や改善効果を表現できる力の向上を目指します。
マーケティング戦略は、1年次の「マーケティング論」を受講していると、理解しやすいと思いますが、都度、解説を行いますので、受講していなくても大丈夫です。
興味のある商品・サービス、または企業を1つ選び、それについて、分析を行い、最終的に、その分析結果から明らかになった戦略を発表してもらいます。

マーケティング分析

4年前期の内容

各自が興味のある分野について調査を行い、卒業研究のテーマをまとめます。卒業研究は、大学での学習の集大成となるものです。卒業研究と通常のレポート(今までの学習)は、大きく異なる点がいくつかあります。

レポート卒業研究・卒業論文
テーマ自由なテーマ
または与えられる
新しい問題(新規性、有用性のあるもの)を自分で設定する
内容参考文献などを調査し、内容を取捨選択してまとめる問題の解決策の根拠を論理的、科学的に明らかにする
自分の意見内容をまとめた上で付加する問題に対する仮説、検証が求められる(感想などは不可)

卒業研究のテーマを考える、ということは、自分の興味、関心、問題意識を、研究上の問い(RQ:Research Question)にしていくことと言えます。このRQが無く、ただ興味の赴くままに「調べました」では、卒研・卒論になりません。
また、RQを解決するための理論・方法、データから得られる知見も合わせて考えます。
まずは、先行研究を調査しながら、自分が考えたテーマが研究になるか、自分が考えているテーマを研究する理論・方法があるか、自分が論じたいことは何か(どこまで明らかにされてきたか、残された問題は何か)を明確にしていきます。

4年後期の内容

各自が設定した研究テーマについて、調査・研究を行い、論文としてまとめます。
どのくら書けばいいのか、論文のボリュームについての質問を良く受けますが、一般的に、経営系なら文字数は2万字程度が目安、と言われています。1ページ40字×30行=1200文字で換算すると、16~20ページ程度となり、今までのレポートとは比較にならない難しさがあります。
卒研・卒論をプロジェクトと捉え、プロジェクトマネジメントの手法に則って、しっかりとマイルストーンを守って作業を進めて行く必要があります。

卒論

スケジュール

  • 9月
    • テーマの明確化、骨子作成
    • 卒業研究題目届の提出★
    • 調査研究、実験
  • 10月
    • 調査研究、実験
    • 論文執筆
  • 11月
    • ゼミ内中間発表★
    • 論文推敲
  • 12月
    • ゼミ内卒論の仮提出★
    • 卒業研究発表資料作成
    • 卒業研究レポートの提出★
  • 1月
    • ゼミ内卒業研究発表会リハーサル★
    • 卒業研究発表資料修正
    • 卒業研究発表会★
  • ★はマイルストーン

2021年度卒業論文タイトル

  • 深谷市の現状と課題から見る学童保育の必要性
  • ノルウェーがEV車普及率1位である要因、他国に与える影響についての考察
  • 日本経済のDX推進における課題及び、日本経済の関わり
  • 3Dアバターの服装における現実の服装との相違
  • Jリーグが欧州主要リーグに追いつく為に必要なこと
  • デジタルトランスフォーメーションとメタバースの観点からのビジネスモデルの展望
  • テキサスポーカーの戦略に関するナッシュ均衡戦略と搾取戦略併用の可能性
  • 広島東洋カープのファン心理とこれからの広島東洋カープ
  • ITの発達によるスポーツ業界の活用
  • 日本のプロサッカーチームのSNSとの関係

就職支援

「やりたいことが見つからない」、「どういう企業がよいかわからない」、「エントリーシートが書けない」、就活時に直面する様々な悩みに、大手企業・中小企業・ベンチャー企業・個人事業主と様々な働き方をしてきた教員の体験に基づいて、親身に対応します。
また、経営者、採用責任者の経験から、「選考時に、企業が学生のどこを見るのか」など、実践的なアドバイスを行います。

合同就活イベント
「業界説明会」、「就活開始時のキックオフ会」などのイベントを経営系の林ゼミ、本吉ゼミと合同で実施しています。

資格取得支援
就活時に有利になる資格取得を支援する講座を希望者対象に林先生、本吉先生と協力して実施しています。

日商簿記3級業種・職種にかかわらず「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。新人研修や、内定者向けの教育などで簿記の学習機会を設ける企業もある。
本吉秘書検定3級・2級社会に出て働く上で必要とされる基本的な常識が身につく試験。秘書を目指している人に限らず、仕事上で直面するさまざまな場面に適切な対応ができるようになる。
村山ITスポート(情報処理技術者試験)ITを利用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験。
内定

大学院(修士課程)

学習・研究をさらに深めたい学生や、スキルアップをめざす社会人を歓迎します。
経営における諸問題に対して情報技術を用いて解決を図るための調査・研究を行い、修士論文を作成します。基本的にゼロから考えることは、時間的にも無理なので、今までの研究や経験をベースとしたものになります。
修士では、「RQを解決するための理論・方法」がさらに重要になります。実社会の問題解決に役立つ理論・方法(経営情報とは参照)をしっかりと身に着けることを目指します。
また、修士2年の夏頃までには、学会で発表してもらいたいと思います。主体的に問題解決のための活動をして何らかの成果を出す、という一連の経験は、社会に出てからも活きてきます。

発表